本当の学び=「わかる」より「できる」
【「学ぶ」=「できる」】
と定義すると、世界が変わります。セミナーの受講後のアンケートやネット上の書き込みで良く目にする「学びになります」というひと言。この「学びになります」という言葉を目にするたびに、ひっかかる何かがありました。私の心の中で、「彼は、ほんとうに学んでいるのだろうか?」というフレーズが点滅します。
「学ぶ(まなぶ)」と書いて「まねぶ」そして「マネる」ととくことができます。つまり、ほんとうの学びは、仕入れた情報や知識を使って、実際にその情報や知識を適用する領域(たとえば仕事)で、確実に再現できるということ。そう、
「学ぶ」=「できる」
ということ。だから、学校とかで、「みなさん、わかりましたか?」という先生の言葉には、小学生のころから違和感を感じていました(じつは、これは私自身が勉強がからきしできなかったいいわけなのかもしれませんが<笑>)。「学び」の本質は、
「わかる」より「できる」
「学ぶ」と「できる」
これってシンプル。でも、シンプルなことほど、わたしたちはつい素通りしてしまう。そして、いつか、未来にその素通りした場所に再び舞い戻ることをうすうす気づいていながら。
「学ぶ」=「できる」
できていますか?
自戒の念を込めて。