2020年問題は、カンタン!?


From:高橋政史

とある地方のスタバにて、、、

 

「うちの塾の先生では、教えられないかも…」

先日、3人の塾経営者と話していたときに飛び出してきたひと言です。いわゆる「2020年問題(=丸暗記から考える教育へ舵を切る明治以来の日本の教育における大きなシフト)」で、文科省が「こんな問題が出る」としている問題を塾経営者の方に解いてもらったときの反応です。ただ、このひと言の後に発せられたひと言が、、、

「方眼ノートを使えば、カンタンかもしれない…」

でした。なぜ、彼らは口をそろえて「方眼ノートを使えばカンタンかもしれない…」と言ったのか?

今日は、「2020年問題に耐えうるノート」という話をしていきましょう。

 

これまでの問題、2020年以降の問題

 

「うちの塾の先生では、教えられないかも…」

という「うちの塾の先生」たちは、みんな受験競争を勝ち抜き有数な国立大、有名私立の大学生ばかり。その彼らが「教えられない…」問題へシフトしていく2020年問題。

じつは、これは塾の先生だけにあてはまったことではなくて、学校の先生の9割!?が教えることができない…と見ることができます。なぜでしょうか?

これまでの問題=丸暗記でOK

2020年以降の問題=論理的思考がないとNG

で、単純化して考えると、

丸暗記=知っている情報を穴埋めできればOK

要は、「?(問題)」と「!(答え)」さえ知っていれば満点がとれるのに対し、

論理的思考=見たこともない「?(問い)」に対し「!(答え)」を導き出す。ただし、それだけでは点数がもらえず、肝心なのは、

「?(問い)」と「!(答え)」をつなげる「→(筋道)」が論理的に正しいかどうかが問われることになります。

これまでの問題=?と!を知っていればOK

2020年以降の問題=?→!の論理的思考が問われる

ということになるわけです。

 

Google時代の「新しい現実」

 

よく、、、

「勉強はできるけど、仕事ができない人」とか、

「頭でっかちで、結局、結果を出せない人」とか、

「本を読んで知識はあるけど、結果につながる行動ができない」

とかいうことが、言われます。

これは、ビジネスの最前線で活躍するようになると痛感することです。そして、丸暗記教育の中で、脳みそが暗記マシーンと化して「知識や情報に依存する」パターンが刻まれた人は、大人になって、これまでの「思考パターン=覚えていれば点数が取れた、論理的でなくもてOK」から脱却することが求められます。

そして、これまでの思考パターンから抜け出し、論理的な思考ができるようにならなければ、そこから30代以降、1ランク上の仕事のステージへ行くことができない状態に…一方、外資系コンサルタントのような論理的な思考ができる新たな思考パターンにシフトできた人は、1ランクも2ランクも上のステージでの仕事に恵まれることができるようになります。

2020年問題とは、、、知識社会化(情報を組み合わせて価値ある知をつくるとお金になる社会…Googleやfacebookのように何もモノはつくっていないのに、人が発信した情報を組み合わせるだけで、秒速で莫大の富を生み出している人たちが活躍する社会)する今、まさに、大人である私たちが遭遇している「新しい現実」にほかなりません。

つまり、2020年問題とは、これからの時代を担う子どもたちが、Googleやfacebookのような会社で活躍できる、あるいは、そうした会社を起こすことができるような人材になれることが求められている社会に対し、国の教育をシフトさせていく待ったなしの大方針なのです。

かつて、産業=工業化の時代に、集団教育が導入され、マニュアル通りに機械作業できる人材を大量に輩出したこれまでの日本の教育から、個人の知的生産力を高め、マニュアルのない世界で「考え抜くことができる」人材を輩出するためのこれからの日本の教育へ、シフトしていくわけです。

 

マニュアル型の教育から、「考える」型の教育へ

 

こうした、、、

マニュアル人間の大量生産のための

明治以降から続くこれまでの教育から、

考え抜ける人間を輩出していける

これからの教育へのシフトこそが、

2020年問題の本質です。

これまでの、、、

マニュアル型教育の現場…

先生がマニュアルを手渡し、それを覚えることで点数がとれる。

会社がマニュアルを手渡し、それを覚えて、実行できることで給料がもらえる。

そこでは、「板書=マニュアル(情報の断片)」丸写しのノートが求められます(本当はそんなことはないのですが、都立の中学校などでは、それを生徒は求められる)。

これからの、、、

考える型の教育の現場…

先生はロジックを手渡し、そのロジックと照らしあわせて、より高度なロジックを駆使できるようになることで点数がとれる。

会社はロジカルな考えのできる社員を選別し、与えられたミッションをロジカルに考え・行動し、結果を出せれば、欲しい報酬が得られる。

そこでは、「2020年問題に耐えうるノート=あるテーマについて、得られた「板書・口頭・ネット他」の情報に基づき、ロジカルに思考を整理し、必要な行動を導き出し、結果を導き出せるノート」が求められるわけです。

こうした時代の大転換に向けて、いち早く舵を切ったのが千代田区の麹町中学は「全校生徒・全教科・全授業」でロジカルにノートを書く「方眼ノート」を導入し、同じく冒頭で登場した「方眼ノートなら、カンタンかも」と言った3人の塾の経営者のところでも「方眼ノート」が導入され、ロジカルに考える・行動できる次世代型教育(教えずに自ら考え行動のロジックを導き出し、結果を出す)がスタートしています。

いち早く、ロジカル思考ができる方眼ノートへとシフトしている中学生・高校生。そして、いままさに、ロジカル思考が求められるビジネスの最前線にいるビジネスパーソンにとって、外資系コンサルティング会社で徹底される《方眼ノートDEロジカル思考》は、いまや必須科目であり、必須ツール(方眼ノート)となりつつあるのかもしれません。

覚えるマニュアル型教育から、

考えるロジカル思考教育へと、

あなたの知的生産ツール=ノートを

シフトさせていくのもいいかもしれません。

そのための標準ツール=外資系コンサルタントも千代田区も実践する方眼ノートをぜひ試してみてください。あなたの手元に登場するロジカルな思考に、脳がスッキリと整理された感覚を覚えるでことでしょう。

それでは、またお会いしましょう。

高橋政史

 

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