シンプルになる「1つの質問」
From:高橋政史
品川のカフェにて、、、
質問を変えると物事はうまくいく。と言われます。
質問を変えると「フォーカス(焦点)」が変わります。そして、結果に直結するところに焦点がいくようになり、結果を出しやすい体質へと変わります。
そんな質問の中でもとりわけ重要な質問があります。それは、、、
「一番大事なことは何ですか?」
という質問です。なぜでしょうか?
「一番大事なことは何ですか?」
シンプルな質問なのですが、この問いにズバリ答えることができる人はあまり多くありません。なぜなら、いつも「何が、一番大事か?」を自身に問いかけている人でないと、この問いにスッと答えを出すことができないからです。シンプルになる「1つの質問」。
例えば、、、
「あなたの仕事において、一番大事なことは何ですか?」
いかがですか?
うまく答えることができましたか?
もしもあなたが、「うまく答えることができない…」としても、ご安心ください。ほとんどの方が、この質問に答えることができません。
シンプル・イズ・リッチ
仕事がシンプルになる「1つの質問」
「あなたの仕事において、一番大事なことは何ですか?」
この質問にズバリ答えることができるとしたら、あなたは、仕事からは多くのムダを生む複雑さから解放され、シンプルに仕事をして結果出すことができている可能性が大です。
なぜなら、一番大事なことに「フォーカス(焦点)」があたっていたら、あれもこれも大事に思えて、あれこれ手を出すことがなくなるからです。そもそも、仕事のムダの多くの原因は「複雑さ=そもそも、何が一番大事かが見えていないため、どうでもいいことに心を頭と時間と労力を使ってしまう=フォーカスがぼんやりしている」ためです。
シンプル・イズ・リッチ。
たった1つにフォーカスする。すると物事はシンプルになります。
仕事がシンプルなうちは、仕事からムダが排除され、充実した仕事ができる。というわけです。
質問の角度を変えてみましょう。
「勉強で一番大事なことは何ですか?」
「今、あなたにとって一番大事なことは何ですか?」
さらには、
「あなたの人生で一番大事なことは何ですか?」
というのはいかがですか?
この質問に対して、
「なんだ、簡単だよ!」
「私にとって、◯◯について一番大事なことはこれ!」
と答えられる方は案外少ないのではないでしょうか?
ところが、この問いにズバリと答えることができる方々がいます。
誰だと思いますか?
シンプル思考の達人は「お母さん」
「私にとって、◯◯について一番大事なことはこれ!」と答えられるシンプル思考の達人がいます。
それは、お母さんです。
世のすべてのお母さんとはいいますが、多くのお母さんは、「一番大事なことは何ですか?」という問いにいとも簡単に答えることができます。
お母さんにとって、一番大事なこと。
それは、、、「子供のこと」
という答えが返ってくることがほとんどです。とくに小学校低学年以下の子供さんをおもちのお母さんの多くがそう答えます。
昔から、母は子のために…というようなことを言いますが、守るべき存在(ケアする存在)がいる人の人生は「フォーカス」されています。
一番大事な「子供のこと」にフォーカスされているからこそ、お母さんの行動はとってもムダがなくシンプルになります。
じつは、ここにビジネスも人生もシンプルにしてくれる鍵が隠されています。これから、その鍵を紐解いていきましょう。
すべてがシンプルになる「1つの質問」
=あなたにとって、一番大事なことは何ですか?
その答えが「ケアしたい人(お母さんであれば、子供)のこと」となれば、一気に物事はフォーカスされ、シンプルになります。
なぜなら、「ケアしたい人」を主人公にした物語を生きることが、その人にとってのすべてになるからです。
こう話すとキレイ事に聞こえるかもしれませんが、じつはビジネスでも人生でもすべてがうまくまわっているときは、「ケアしたい人のこと」にすべてがフォーカスされています。
恋愛もそうですが、「ケアしたい人のこと」にすべてがフォーカスされているとき、人生も仕事もケタ違いに充実していきます。
逆に、別にケアしたくない人(お金だから仕方なくという人)のため何かをしようと思っても、いいアイデアもやる気もワクワク感も1mmも生まれてきません。
すべては、
「あなたにとって、一番大事なことは何?」
「それは、あなたが”ケアしたい人のこと”ですか?」
ビジネスも人生も、そして勉強すらも一気にシンプルにしてくれる「質問」です。
「あなたにとって、一番大事なことは何?」
「それは、あなたが”ケアしたい人のこと”ですか?」
方眼ノートを実践する人の中には、この質問にズバリ答えることができる人がじつは少なくありません。なぜか?
その秘密は「方眼ノートの1行目」です。
「方眼ノートの1行目」には、人生もビジネスも一気にシンプルにしてくれる「質問」を記入するところからスタートすることが「型化」されています。
※まだ、このビジネスも人生も勉強もシンプルになる「1つの質問」に対応した方眼ノートの実践法をしていない方には、またの機会でこのやり方をお伝えします。
人生の1ページ目よりも「人生の1行目」
よく、人生の1ページに何を記入するかで、その人の人生は変わるというようなことが言われます。でも、一番大事なことは、その人生の1ページ目の1行目に、”「ケアしたい人」へ”という宛名とタイトルを記入ところ。
書籍『頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?』の中で、大人になったらノートは自分のためではなく「相手のために使う」と定義しました。
そして、その「相手=あなたがケアしたい人」のために方眼ノートを活かして、あなたがケアしたい人の「未来の地図」を方眼ノートで描き出していってください。
それでは、またお会いしましょう。