教え方より「学び方」。鍵は1つ。
From:高橋政史
恵比寿のカフェより、、、
以前のメール講座で、学ぶ人から「教える人」へという記事を書きました。
その記事を読んだ読者の方から、こんな質問のメールをいただきました。
学ぶ人から「教える人」になる、というのは実感。
では、学ぶ人から「教える人」になるために何が必要ですか?
という質問です。
学ぶ人から「教える人」になる上で一番大事なことは何か?
答えは、、、
教え方よりも「学び方」を身につけることです。
Leader(教育家)=Learner(学習家)
教え方より「学び方」を身につける。
これは「教える人」として、再優先に考えるべきことです。
「学び方」が身についてないと、教えるのに必要な知識を「伝わるレベル」で血肉化させることができません。そして、「教える人」の道を選んだ瞬間、たくさんのアウトプットをしなければならないので、、、そのために「教える人」としての「学び方」を身につける必要があります。
でも最近、方眼ノート指導者0期に対する事前学習機会を提供している中で、「教える人」として「学び方」について考えさせられる「ある事件」があり、、、今日は少し、「教える人」としての「学び方」についてアドバイスをしようと思います。
「教える人」としての「学び方」については、、、
1.義務感より「冷めない情熱」
2.ノウハウより「WHYから始める」
3.まずはじめに目的ありき
4.戦術の罠から逃れて戦略的学習へ
5.「心からプレゼント」マインド
6.机上の空論の罠から逃れる「Rの法則」
7.教える人の「リアル学習帳」
etc.
など、これまで私自身が実践を踏まえて
体系化したことはたくさんありますが、
最重要なことは、誰でもでいるけど、
多くの人がやらないシンプルな実践です。
それは、
「すぐやる」
この一点です。
100のノウハウより
たった1つ=「すぐやる」
例えば、もしもあなたが何かのセミナー講師として「学び段階」にあるとして、そのトレーナーからある1本のメール(ミッション)が入ったとします。
あなたは、そのメール(ミッション)をとりあえず放置したまま、あとで時間ができたらやるタイプですか?
それとも、いま「すぐやる」タイプですか?
教える人としての「学び方」ができる人は、
「すぐやる」ことができます。
そして、その「すぐやる」の達人=学びの達人=「本物の教育家」への階段を登っていく人は、次のような集中行動を取ります。
すぐ、メールを開封し、
すぐ、そこにあったメッセージを理解し、
すぐ、その瞬間感じたエネルギーをテコに、
すぐ、一気に行動のアポをスケジュール帳に記入し、
すぐ、行動を開始して、必要な失敗(気づきポイント)を見つける
すぐ、改善の打ち手を打ち、
すぐ、得た知を「使える」ように実践知に置き換える
すぐ、それを自分の受講生に手渡せるようなプレゼント(プレゼン=レクチャー)にする
すぐ、そのプレゼンを「使える」ように訓練する
すぐ、1本のメールから自分の試行錯誤の体験を通して得た「知恵」へと結晶化してしまう
この「すぐやる」というのは、何も「教える人」の「学び方」において最重要なだけではありません。
仕事で結果を出す人はなぜか、「すぐやる」人ばかりです。これを別の言い方では、「あの人はすぐ動く」とか「その場で行動にうつす」とか言います。
あなたのまわりの「結果を出す人」はいかがですか?
その人は「するやる人」ではありませんか?
学びの女神は、
「すぐやる人」に微笑む
「すぐやる」ことができるかどうかは、
シンプルですが、強力なバロメーターです。
何のバロメーターか?
それは、あなたがリーダー(=教育家)になるか、フォロアー(=従う人)になるかのバロメーターです。
もしもあなたが、これから、そして今「リーダー(=教育家)」として自らの手で新たな扉を開こうとしているなら、「すぐやる」人生を選択していきましょう。
なぜ、「すぐやる」ことをこれほど強調するのか?
それは、私がフォロアー(=従う人)に甘んじていたときの苦い経験がそこにあるからです。
夏休みの宿題のように、こなし作業でやっつける(つまり、その意味を噛みしめたい、そのことが人生の土台をつくるような貴重な体験に置き換えることなく)ような事態になってしまっていました。
もしもあなたが、いま人生の勝負をかけるような「学び」のタイミングにあるなら、そしてその「学び」があなたを「リーダー(教育家)」へと押し上げてくれる土台になるような「本物の学び」ならば、「すぐやる」を実践していってみてください。
学びの女神は「すぐやる人」に微笑む。
というわけです。
ぜひ、意識してみてください。
それでは、またお会いしましょう。
高橋政史
追伸
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