伝える、キホン。
From:高橋政史
この2日、とあるセミナーを受講していました。
そのセミナーの中で、シェア(それまでに学んだことを2人1組もしくは数人のチームで話す)をする時間があるのですが、そのときふと思ったことがあります。それは、、、
「伝える、キホン」ができていない…。
ということです。
そこで、そもそも、なぜだろうか?と思ったけです。
その理由を複雑に考えれば、どこまでも複雑にできるのですが(例えば、◯◯というプレゼンのトレーニングをしていないからとか、心理学を学んでいないとか、話し方がの学校に言っていないからとか、…)、じつはびっくりするほど単純な理由から、「伝える、キホン」ができていない…ということに気づいたのでした。
「伝える、キホン」ができていない理由は少なくとも2つあります、、、
「伝える、キホン」ご存知ですか?
まず、質問なのですが、そもそも、「伝える、キホン」とは何か?
あなたはご存知でしょうか?
こう聞かれて、あなたの中にどんな反応が起こりましたか?もしかすると、この質問に即答できなかったのではないでしょうか?だとしたら、あなたも多くの方がそうであるように、「伝える、キホン」ができていない可能性画大です。
なぜなら、その行為を表現する言葉(ここでは、「伝える、キホン」)を定義できていないと、私たちはその行為を正しくとることができないからです。当たり前ですが、、、「これが、伝える、キホン」がわかっていないと、いつもなんとなく感覚的にしか「伝える」ことができないのです。
こういうと、何か特別の奥義のように聞こえるかもしれませんがみなさんもよく知っているはずです。じつは、中学生なら、誰でも、知っています。
「伝える、キホン」とは、「2W1H、で伝える」ということ。
です。
WHAT?(何?)
WHY?(なぜ?)
HOW?(どうやって?)
で、伝えたいことをまとめる。これだけです。この「伝わる、まとめ方=2W1H」を聞いて、、、あなたはどう感じましたか?「な~んだ、当たり前じゃない」と思いましたか?
もしも、そう思ったとしたら、日頃、それが無意識にできているかどうかを振り返ってみてください。じつは、「知っている」ことと、「できる」は1000倍。くらいの違いがあります。ゴルフのビデオを見てスイングの「キホン」がわかることと、ゴルフの「キホン」ができるようになることは天地の差くらいの開きがあるように…。
「伝える、キホン」とは、「2W1Hで、伝える」ということ。
です。
「伝えるのが苦手…」の正体。
「伝えるのが苦手…」
という方は案外多いものです。
でも、その最大の理由は「伝える、キホン」を知らない…ということだけです。そもそも、知らないものを「再現」することなんて人間にはできませんよね。
じつは、恥ずかしながら、30代後半になっても、私は「伝える、キホン」ができていませんでした。そして、当時の私はいまの私からは想像がつかないくらい「伝えるのが苦手…」でした、、、。
理由は、難しいプレゼンのノウハウや説明法や話し方とか、心理学とか知識を頭の中に一生懸命詰め込んでみたものの、その99%が使えるにようにできずじまい。で、使えないので、また新たなスキルを追い求める悪循環(知識メタボ)に完全にハマっていました。でも、「伝える、キホン」に気づき、「伝える、キホン」を知り、「伝える、キホン」を訓練するようになってから、「伝えるのが苦手…」だった私は姿を消していきました。
「知っている」「わかっている」はキケン
先日、ある大手企業のプレゼン研修で、
「伝える、キホン」は何でしょうか?
という質問を参加者のみなさんに投げかけました。すると、みなさん理路整然とそれらしいことを言います。でも、そのどれもじつは的を得ていませんでした。どれも断片的(ものの本で聞きかじったレベルの知識)で、実際に自分が長年かけてつかみとったような体験知を物語る人はなぜかほぼいませんでした。
で、私のほうで、
「伝える、キホン」とは、「2W1Hで、伝える」ということ。
とお伝えすると、「そんなの、当たり前じゃない」「何を今さら…」という顔をされました方がいました。そこで、あることを「伝えてもらう」ことをしてもらいました。そのお題は、「あなたの会社を、小学校5年生に伝えてあげてください」というものです。
すると、フリーズする人がいたりして、みなさん「小学校5年生に、伝わる」ように伝えることができていませんでした。ダラダラとした説明になり、表面的で深みのない、そして 2W1Hを押さえていない人もいます…。これが現実でした。
つくづく、
「知っている」「わかっている」はキケン
だなと思ったわけです。「伝える、キホン」とは、「2W1Hで、伝える」ということ。と知っていても、できない状態を放置したまま一生過ごす人もいます。そして、それは「伝える、キホン」をはずしたまま仕事のシーンで説明をしていることになります…。
《方眼ノート✕2W1H》で、
「伝える、キホン」を攻略!
あなたがもし、「2W1Hは知っているけど、できていない…」としても心配しないでください。
もしそうだとしても、それは「訓練=脳の回路が自然にそれを再現できるようになるためにその回路を使うこと(例、英語の訓練→英語の回路)」が足りないだけのことです。要は、多くの人にとって「伝える、キホン。2W1Hで、伝える」は、知っている(記憶の回路)にはあるけど、できる(運動の回路)には脳の配線がなされていない状態だけのことです。
自然と使えるレベルで訓練・習慣化していないだけのことですから、知っている2W1Hを脳の回路が自然と使える状態になるまで訓練したら、誰でも、かつてがうそのように上達します。
そして、そのことは、プレゼンの研修を数回受けても到達しえない本物の伝える力を本人にもたらします。このときのポイントは、
《方眼ノート✕2W1H》で脳の回路に刻み込むということです。
頭の中で、2W1Hは大事だから習慣にすると意識したところで、3日もしないうちに忘れています。でも、毎日使う方眼ノートを使い方をちょっと工夫するだけで、いつでも2W1Hで考える・伝えることを再現できるようになります。そして、そのことがあなたの中に一生モノの「伝える、キホン。2W1Hで、伝える」ことのスキルを定着させてくれます。
ぜひ、実践してみてください。シンプルな方眼ノート習慣で、あなたの伝える力をグングン高めていってください!「伝える、キホン」は一度脳の回路に刻まれたら一生モノのスキルです。あなたの欲しい未来は奇跡から生まれるのではなく、こうした小さな「キホン」の積み重ねから。そんな「キホン」づくりの相棒に「方眼ノート」をお使いいただけたら、うれしい限りです。
未来はノートで変えられる。
それでは、またお会いしましょう。