ダ・ヴィンチと『1000円ゲーム』


「シンプルさは究極の洗練」

と言ったレオナルド・ダ・ヴィンチ。

そして、つくづく思うのは時代が変わっても「一流の思考」に
共通の原理原則には背骨を貫くような一本の道があります。

本日紹介する一冊は、
ベストセラー『年収1億円思考』の著者・江上浩さんの最新刊
『5分で人生が変わる「伝説の営業法」1000円ゲーム』(経済界)

1000円ゲーム

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です。

表紙のライトな装丁、『1000円ゲーム』という手軽そうな言葉
に引き寄せられて、手にとると、70Pまで読み進めるころには
頭をハンマーでガツンとやられた衝撃をうけます。

私自身そうでした。そして、155Pのページをめくり終えるころには、
自分の中にうごめいていたモヤモヤがクリアになり、
「なんだ、こんなシンプルなことから思考すればいいんだ」
と腹落ちしている自分がいました。

あまり的確なたとえではないかもしれませんが、個人的には
『不思議な国のアリス』の「営業版」だ!
と思ってしわったわけです。これを言葉にするのは、なかなか
難しいところですが、

その155Pの物語の「入口」そして「出口」を通過したときの
感覚が『不思議な国のアリス』を読んだときの感覚に似ていた
からです。アリスは、もちろん自分。本を読むだけで、新たな
旅(本当の自分の人生)を歩み始める準備が整う。そんな一冊。

この本のテーマは「営業」なので、
営業マンの方にとってはバイブルのような存在になると思います。
でも、この本を手にとらない「営業が苦手・・・」という方にとって、
自己啓発書100冊よりもガツンときて、人生が動き始めるほどの
インパクトをもたらしてくれる一冊です。

ただし、読み方にコツがあります。
それは、7回読みをすること。この本のメッセージはシンプルです。
ですが、シンプルであるがゆえに、一文一文が「暗示的」で深い
です。そして、これが一番重要なことなのですが、本書にも登場
する「世の中は何も隠していない」という一文が暗示しているよ
うに、これまでの「誤解=思い込み」が邪魔して、本書に埋蔵
されている“いまの自分に必要な「原点」他”を見つけることが
できません。その「誤解」を解く旅へと誘ってくれるのが本書。

そのためには7回読みをおすすめします。

シンプルさは究極の洗練。
そしてシンプルさの奥に潜む、生きた一流の叡智に触れるとき、
これまでの自分を手放し、本当の自分の人生を歩み始まる。

この本は、営業というかけがえのない仕事の「奥」に潜むお金では
買えない「ダイヤの原石」のありかを、シンプルなメッセージで、
物語ってくれています。

本書の中から、以下、私の心の奥底に響いた「暗示的なメッセージ」
の中から11を厳選してみました。

  1. 人間、変わろうと覚悟を決めたら、
  2. 制限時間は5分です。
  3. 一つの真理「正しい営業」という人間の営為に、やがて目を開かされることになります。
  4. ヒントは、≪営業の常識>とだけ言っておきましょう。
  5. 「営業とは何か」の原点を知る/営業の本当の目的
  6. 「いわゆる社長」など存在しない・・・。お客様は何を欲しているか。
  7. 千円ゲームの肝「3つの質問」
  8. ≪出口=アウトプット≫でしか人を評価しない
  9. お客様は、なぜあなたにお金を払うのか?
  10.  あるのは≪売りたい≫ではなく≪お客様の解決したい悩み、叶えたい希望など課題≫です。ここからスタートする≪心→技→体≫こそが「○○○○○」だったのです。
  11. 「技」を売るためのスキル、テクニックは重要ではない。・・・なぜならその証拠として、「技」では最も低いレベルの弊社スタッフ・・・数万人中ベスト10の地位を維持し、・・・。

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