13歳に訪れる「奇跡の瞬間」
きょうは、13歳に訪れる「奇跡の瞬間」のつくり方。
というお話しをします。あくまでも、私の実体験に基づく仮説です。
ですから、ぜひご自身に置き換えて、アレンジして活かしてください。
それでは、はじめましょう。
【2015「人生のプロジェクト」と”13歳「奇跡の瞬間」”】
2015「人生のプロジェクト」へ大きく舵取りをきる。ことがきっと切実なまでに大事になってくる。そんな予感があります。それは、私自身にとってはもちろんのこと、多くの人にとって、そして、「いま」よりも難易度Dランクの課題に情熱と思考を傾け、「未来」を切り拓いていく子どもたちにとって。
私の場合、2015年のキーワードは「13歳のノート進化論」「1分!思考革命」「シンプル・イズ・リッチ」など、いろんなものがありますが、とくに思い入れが強いのが「13歳のノート進化論」かな・・・とふと思うわけです。
なぜなら、私自身、13歳のときに人生の扉がひらかれたと思っているからです。13歳の夏までの奇跡の織りなす瞬間の連続があったから、30年後以上たっての「いま」があります。いま振り返っても、なぜあんな「Moments of Miracle(奇跡の瞬間)」が中学時代に訪れたのか不思議です。
例えば、
・小学校6年まで落ちこぼれであった私が、
・いまは亡きおじさんの「こいつは楽しみな子だ」というひと言、
・母親がくれたある人との出会いで「学ぶ力」の種が蒔かれ、
・友人に連れられて行った地元の進学校(高崎高校)のある光景に釘付けになり、
・学内テストの順位がいきなり(はじめの中間試験)優等生!?
・夏の小学校の同窓会で、小学6年のときにほぼ毎日怒られていた先生に報告
わずか3ヶ月(90日くらい)の期間で、きっと人生の扉がぐいっとひらかれたのだと思います。
その「軌跡の瞬間」の連続を紐解くと、そこには必ず「大人」の存在がありました。おじさん、母親、ある人、友人、中学の先生など。いずれにせよ「キッカケ(種)」を蒔いてくれた存在。そして、そうした「大人」たちに共通していたのは、「この子はできない」というレッテルを貼らなかったということ。これが私にとっては幸運でした。
「この子はできない」というレッテルの代わりに、
「この子は楽しみ!」という希望の火を灯し続け、
「能力ではなく、機会(環境)を変える」キッカケを、
与えてくれました。しかも、これ以上にない絶好なタイミングです。
そして、この3ヶ月間は「部活(陸上部)」はあまり熱心にやっていませんでした(後に、陸上が私の人生でかけがえのない「記録を生む」&「マスターする体験知」になるのですが)。これも幸運でした。
人生ではじめて「学び方を学ぶ力」を身につけ、同時に「自分はできる」という感覚を確かな手応えで得ていきました。
以上のこと&他に訪れたさまざまな「奇跡の瞬間」から、私の中では「13歳のノート進化論」という仮説が生まれました。その仮説とは、
・中学1年の夏休み明けまでは「部活」より一生モノの「学び方=ノート」!
・まわりの大人たちが「13歳の夏まで」を”トクベツ”なものとしてとらえて、その子の一生の下支えを意識的に演出してあげる
・そして、この90日間前後の時間をテコに、勉強ができる子にしてあげる
そして、同時に、子供の自我の芽生えとともに、その子は、自分の人生を歩み始め、親も子も、お互いが、お互いの人生の線路へ路線を切り替える。その意味で、子供が13歳になる年、それは親にとっても特別な瞬間。きっと、これからはじまる人生が動き出す「奇跡の瞬間」の連続になることに。
私の子どもたちは、13歳までにはもう少し時間があります。そして、彼らが13歳をむかえるそのときのわずかな期間は、彼らの人生と向き合う時間を確保できたら。いまはそう考えております。
11月、1週間のはじまり。今年も残り2ヶ月間(60日間)が、みなさまにとって「奇跡の瞬間」の連続であり、その一瞬一瞬が、みなさまと、みなさまが関わる人たちの2015年を大きく動かす何かでありますように。願いを込めて。