文は人なり
【文は人なり】
と、つくづく思うわけです。その人の書く文章には、その人そのものがクッキリと浮かび上がっています。文章を書く上で大切なことに「目線」という2文字があります。その人が「どんな目線で文章を綴っているのか」というのはとても重要。にも関わらず、案外無頓着だったりします(自戒の念をこめて)。
大きく分けると、文章には、「自分目線」の文章と、「相手目線」の文章があります。そして、「自分目線」の文章には「私が・・・」という「最大の関心事は”自分”」という気持ちが浮き彫りになっています。一方、「相手目線」の文章には「あの人・・・」という「最大の関心事は”あの人”」という気持ちがクッキリと。
どちらが、いいとか、悪いとかはありませんが、「文は人なり」。
自分自身の器を磨く、最高の道具であり、最強の修行は、「豊かになる」文章を書くこと。一足飛びに文章はうまくなることはないと思いますが(これは私の実体験です)、でも、毎日一文一文。その蓄積が、人を豊かにする力になる。それが文章というもの。
「文は人なり」。
「文」という文字の中には「人」という文字が隠れている。
ってご存知でしたか?
今週末、久しぶりに、「あの人」に「文章=言葉の贈り物」をしてみるのもいいかかもしれませんね。ふと、そんなことを考えていると、それだけで心があたたくなるのは不思議なものですね。
素敵な週末をお過ごしください。