人を動かす「2Bの法則」


From:高橋政史

恵比寿のカフェより、、、

 

最近、鉛筆を使っていますか?

わたしは、思考のモードを切り替えたいとき、あえて鉛筆を使って書くことをします。そのときに使う鉛筆は「2B」です。

小学校入学と同時に学校で指定される鉛筆「2B」。この「2B」の鉛筆を使って、方眼ノートに向かう理由はたった1つ。それは、「人を動かす」ために「思考を整理する」「文章を書く」こと。そして、そのときに意識する2文字が、手にする鉛筆と同じ「2B」です。

ここで登場する「2B」とは、私が「人を動かす2B」という2つの要素のこと。

人を動かす「2B」とは何か?

きょうは、人を動かす「2Bの法則」についてお伝えします。

ひとつ、質問させてもらってもいいでしょうか?

あなたは、文章を書くとき、あるいはそれ以前に、自分の考えを整理するとき、その考えや文章が「機能するかどうか?」つまり、あなたの欲しい結果をもたらすかどうかをチェックしているでしょうか?

正直に告白すれば、私も、これまで「この文章は、機能するかどうか?」なんてことを客観的にチェックせずに「企画をつくる、考えをまとめる、本を書く、メルマガを書く、ブログを書く」ことをしてきました。

でも、今はちがいます。自分の思考や文章が「機能するかどうか?」のチェックリストを用意し、自分の思考や文章がより機能するように、そのチェックリストに基づきフィードバックをして、修正をかけるようにしています。

そのチェックリストの中から、きょうは「2Bの法則」というものを紹介しましょう。

 

売れる=人を動かす「2つの原動力」

 

例えば、あなたがノートを使って、売れる企画を考えるとしましょう。

そのとき、その企画が売れるかどうかは秒速で判断できます。その際、いくつもの判断基準があります。中でも強力なのが(つまり、ここをバッチリおさえていれば、その企画が人を動かす確率がグンと上がるというポイント)、「2B」という視点です。

「2B」とは何か?についてお伝えする前に、そもそも「売れる=人を動かす」ためにはどんな要素が必要なのかについて考えてみましょう。

と言ってみたものの、「人を動かす」ことについては名著『人を動かす』から古典『影響力の武器』をたくさんの考え方があります。だから、「人を動かす」ためにはね…と語りだしたら、あれも、これも、みんな重要ということになってしまいます。

そこで、今回は、バッサリ、「人を動かす」ことを次のシンプルな構図で見ることにしてみましょう。

―――――――――

 人を動かす

 =信念×得する

―――――――――

これだけです。

例えば、企画を考える。

そのとき、その企画の成功を信じて疑わない信念があなたにあるか?

そのとき、その企画がお客さんにとって「得する」ことがいっぱいか?

古来から現代に至るまで、最強の企画である「宗教」。宗教が人を動かすのは、そこに「信念」があり、お金で変えないほど「得する」ことがあるから。

そして、世の中の「売れる企画」について、「信念がある?」と「得する?」という2つの視点で眺めると、ほぼあてまるものばかりです。

 

人を動かす「2Bの法則」

 

―――――――――

 人を動かす

 =信念×得する

―――――――――

これを英語に訳すると、

Belief=信念

Benefit=得する

これが「2B」です。

題して、人を動かす「2Bの法則」です。

今回、なぜ数ある「人を動かす法則」の中でもこの「2Bの法則」をお伝えしたかというと、この「2Bの法則」は、知識ゼロでも、誰でも、今すぐ使えて、あなたの考え(企画をはじめもろもろ)を「人を動かすかどうか」という視点で磨いていくことができるようになるからです。

つまり、あなたがノートを使って企画を立てるとき、なにか人を説得するための文章をかくとき、プレゼンテーションの資料をつくるとき、すべての「人を動かす」シーンで、この「2Bの法則」は最強の相棒としてあなたをサポートしてくれます。

ここで、まずあなたの「人を動かす力」の現在地点を見てみましょう。どこを見ればいいのか?あなたの手元のノートを開いて、そのノートに書かれたことを眺めてみてください。そして、「2Bの法則」というフィルターで眺めてみてください。

あなたのノートには、

Belief=信念

Benefit=得する

これが「2B」で溢れていますか?

もし、その答えが「NO」だとしたら、、、

「おめでとうございます!」

無限に広がる荒野のように、あなたのノートの上には「人を動かす余白」が広がっています。ぜひ、「2Bの法則」をあてはめて、ノートを書く新習慣をはじめてみてください。

もし、あなたが、「2Bの法則」でもって自分のノートに「ダメ出し(フィードバック)」をするようになると、あなたのノートは「人を動かすノート=稼げるノート」へと進化していきます。

さて、

あなたのノートは「誰のため」に書かれていますか?

あなたのノートには「得する」ことがたくさんですか?

あなたのノートには「信念」が見えますか?

自分の書いたノートにフィードバックしていますか?

「人を動かす」ために「ノート=第2の脳」を使えていますか?

高橋政史

PS 1週間後、「人を動かす」ブログとメルマガの講座。お楽しみに!

 

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