成功法則より「毎日の法則」
From:高橋政史
品川駅のスタバにて、、、
10年スパンでひとつのことを突き詰めていくと、「見えてくるもの」があります。そして、「見えてくるもの」とは、世間の常識としてよく言われていることとはたいがい真逆であることが多いようです。例えば、世の中には「思考は現実化する」とか、「手帳に夢を書けば叶う」とか、いろんな成功法則があります。でも、こうした成功法則に共通することは、その法則の存在を知っている人はたくさんいるのに、なぜか成功していない人がほとんどだということです。
そこで、今日は世間の常識の「真逆」にあった「1つのことを毎日繰り返す」ことの効果についてお伝えしていくことにします。
100の成功法則より、
1つのことを毎日繰り返す
結論を先に言うと、、、
100の成功法則より、1つのことを毎日繰り返して身につけている人のほうが成功確率はグンと高まります。そして、このことが世間の常識(たくさんの成功法則を知っているほど成功すると思い込まれている)とは「真逆」の「成功法則はしらないけど、1つのことを繰り返しているうちに成功してしまう」というシンプルな事実です。
あれもこれもする必要なんてありません。たった1つのことを毎日繰り返していれば、じつは世間で言うところの成功というのは簡単です。なぜかというと、たった1つのことを毎日繰り返している人がほとんどいないから。多くの人は、たった1つのことを毎日繰り返しその1つを上達させていく代わりに、成功法則のような「手っ取り早い情報」を仕入れて、その情報で脳が満杯になり満足してしまったり、あれもこれも方法を仕入れて、その一つ一つを上達させる代わりにあれもこれも方法をマスターしようと思って、結局何一つ身につかない(状態しない)というケースがほとんどだからです。
3つの質問
質問です。
あなたの過去1年を振り返ってみてください。その1年を通して、たった1つのことを毎日繰り返してきたことはありますか?その「たった1つのこと」は確実に上達しました?その上達があなたの求める成果(例えば、年収アップや昇進や集客など…)に直接的なインパクトをもたらしきましたか?もしも答えが「NO」だとしたら、あるいは答えが「どうだろう…」とちょっと不安があるとしたら、以下の3点のことがなかったか振り返ってみてください。
1.簡単に成功する法則のようなものを求めて、ネットや本の中の情報をさまよっていた…。
2.あれもこれも上達させようとして、結局、どれも中途半端な上達あるいはまるで上達しなかったことがある…。
3.「これをやりきろう!」と思ったものの、結局、その「たった1つ」のことを毎日繰り返すことなく、いつのまにか別の何かに気がいってしまい、やりきれなかった…。
このようなことがあり、かつ「たった1つのこと」にフォーカスし、毎日繰り返すことができなかったとしたら、きっと、これまでの人生の中で、このパターン(1つのことを確実にマスターし、上達させていうことで、確実に結果を積み重ねることができていない…)を繰り返してきた可能性が大です。
嘘つきな、脳の中の「記憶」
正直者の、ノートの上の「記録」
いかがですか?
もしそようなことがあるとしたら、確認すべきところはひとつです。それは、あなたのノートです。あなたノートには、「1つのこと」を繰り返し繰り返し毎日実施した痕跡が刻まれていますか?「1つのこと」を徹底するためだけに、1冊のノートを用意した、その1冊が手元にありますか?
なにか、ものごとがうまくいかないとしたら、脳の中にある「嘘つきな記憶(脳はじつに都合よく記憶を脚色して、なかったことにするとか平気でしてしまいます)」に頼るのではなく、脳を外部化した「正直者の記録<ノート>」を開いてみてください。
良くも悪くも、脳の中を検索したときには見つけることができなかった、、、膨大な真実(証拠)をあなたのノートの上に見つけることができるはずです。
あなたのノートには、毎日徹底し、繰り返してきた「たった1つの実践」の痕跡が見当たりますか?
もしも答えが「NO」だとしたら、ぜひ、あなたの「思考行動習慣=ノート」を必ず結果の出るノートへと進化させていってみてください。
脳は、嘘つき。
ノートは正直。
ぜひ、脳の中の記憶に頼ることなく(そもそも、記憶に頼ることはいろんなキケンをはらんでいます)、あなたの手元にある脳の外部化装置=ノートを正しく書くことで、結果につながる生きた記録に基づき正しい判断と行動ができるように、ノートを進化させていってください。
それでは、またお会いしましょう。
高橋政史