ダーウィンの「I think」ノート
高橋政史です。
質問です。
こちらはある偉人のメモです。さて、誰のものでしょうか?
ご存知、『進化論』を書いたダーウィンのメモです。
ダーウィンのメモについて、ミネソタ大学助教授のBodong Chen氏は、
こんなことを言っています。
なかなかやって来ないひらめきを捕らえるのには、さまざまな困難を伴います。まず、記憶と呼ばれる、ニューロンの密なネットワークの中に、そのひらめきを保存する必要があります。したがって、ひらめきを育てる秘訣の一つは、すべてをメモしておくという簡単なものです。ダーウィンのアイデアが進化したのは、基本的にはノートというプラットフォームがひらめきを育てる場になっていました。そのノートは、ダーウィンの頭のどこか奥の方で生み出されたアイデアを、単に書き留めたものではないことが見て取れます。ダーウィンは、常に自分のメモを読み返し、そこに新しい意味を見いだしていました。彼のアイデアは、今思考している脳と、紙に記録された過去のすべての考察とのデュエットによって生み出されていたのです。
引用元: ダーウィンのメモ帳に見る、ひらめきを育てる習慣 https://www.lifehacker.jp/2015/04/150424spark_new_ideas.html
ポイントを整理すると、
1.ひらめきを育てるには日々の記録と工夫が鍵を握る
2.ひらめきを育てる秘訣はすべてをメモしておくこと
3.ひらめきの進化にダーウィンはノートというプラットフォームを使った
4.常にメモを読み返す。※これがパソコンではなかなかできない…
5.読み返したメモから、そこに「新しい意味」を見出す
6.ダーウィンのアイデアは、
今思考している脳 × 紙に記録された過去の考察 × 見返す →!
ダーウィンの時代は、いまのように情報に恵まれてもいなければ、
パソコンのような、あらゆる情報を記憶しておく箱もありませんでした。
でも、生み出したブレイクスルーなアイデアは、今の私たちの未来の
礎となっています。
たかがメモ、されどメモ。
メモを脳のニューロンネットワークの一部として使えるようになると、
私たちは記憶も創造も飛躍的に進化できる。
と思うわけです。
それでは、またお会いしましょう。
高橋政史