「わかる」はキケン!
高橋政史です、
これまで、方眼ノートをはじめいろんな講座を教えてきました。
そうした講座の中でお話をしていると、その途中で、
「あっ、わかった」
という声を発する方が多くいます。
はじめのうちは、「あっ、わかってくれたんだ…」とこちらもうれしく思っていたのですが、ある時期から、そのひと言を聞くたびに、心の中で、こうつぶやくようになりました。
「本当だろうか…」
「私でも、いま少しはわかってきたのに…」
「しかも、この本質がわかるのに10年くらいかかったのに…」
そして、思うわけです。
「わかる」はキケン!
だな、と。
どういうことか?
人は、「わかる」と思った時点で、人はそこから先、その物事について深く考えたりしなくなります。
すると、もしもその物事の理解が浅いまま、脳みその中に、「わかっているつもり」のまま放置されることに…。
私自身、数日前に、そんな経験をしました。
「わかる」はキケン!
いま、私はある領域を攻略するためにその分野を6ヶ月間ほど集中的に学び・実践しています。
これまでも、自分のビジネスの中でその領域の知識を使って実践してきました。
ただ、今回、その1万倍くらい深いレベルで、その学びと実践を深めて、一流のレベルまで自分を高めていくことにしています。
すると、数日前に、愕然とする出来事が起こりました。それは、、、
いま、その分野について、今月末までに、
「知っておきたいこと」は何か?
「解決しておきたいこと」は何か?
という2つの問いを自らに投げかけたら、じつは、、、
「何も、質問が見当たらなかった…」
のです。
つまり、
これまでの自分では、「わかっているつもり」「できているつもり」になっていて、そこから先、なんの疑問(質問)もなくいたのです。
そう、自分の成長が、そこそこレベルで止まってしまっていたのです。
そして、数日間、考えても、
「何が知りたいの?」
「何を解決したいの?」
についての質問が自分の中から出てくることはありませんでした。
私には、
「知りたいこと=分からないこと」
「解決したいこと=できないこと」
が見えていなかったのです。
でも、この愕然とした体験を通して、
「わかったつもり=わかるはキケン!」から脱する”ある方法”を見つけることができました。
”ある方法”とは、、、
1.型(成功パターン)に沿って実践(アウトプット)してみる
2.そのアウトプットを一流の人のそれを「比較」してみる
3.比較してみて、そこに歴然と横たわる「大きな溝(攻略ポイント)」を見つける
4.その「攻略ポイント」を繰り返し実践し、自分の血肉化していく
5.この繰り返し
です。
この”ある方法”をご覧になられてあなたは、どう思ったでしょうか?
「そんなの、当たり前でしょ」と思ったでしょうか。
それとも、「そうなんだ…」というような気づきを得たでしょうか。
この”ある方法”を実践してみて、つくづく思ったことが3つほどあります。
それは、、、
1.一流は、凡人の1万倍超の解像度で物事を見て、実践している
2.初心・素直さ・謙虚さこそが学びの基本
3.基本に徹し、一流を徹底してマネるのが成長・成功の最短ルート
だということです。
思えば、私が今から10年くらい前に書籍を執筆する世界へ入り、そこで体験してきたこともまさに同じでした。
とすると、学びに王道のようなものがあるのかもしれない。と思ったしだいです。
今回の記事、いかがでしたか?
もしもあなたにとって、ピン!とくる何かがあり、あなたの行動を変える何かがあったら、ぜひ教えてください。
あなたからの感想・質問メール楽しみにしております。
それでは、またお会いしましょう。
高橋政史